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ウルトラマン35話「怪獣墓場」の回に怪獣供養をするシーンが出てくる。今まで退治してきた怪獣達の供養をするために、お坊さんを科学特捜隊の基地に招いてお経を上げてもらうという話だ。そこに怪獣達の遺影、お位牌と共に木魚も出てくる。戦いが終われば敵を憎むことはしない。この弔いという精神は古くから日本に有り、大切な文化でもある。きっと35話を制作した実相寺監督はウルトラマンを通じて、子供達にこの文化を伝えたかったのではないかと思う。
現在、木魚を作る職人は愛知県に10人程度しかいない。主な生産は中国に奪われてしまい、今後回復する見込みもない。このウルトラ木魚は国産にこだわっている。理由は簡単。国産品は美しいからだ。木目が頭の中心に来るように考えられて作られている。たぶん、作り手からすると当たり前の仕事なんだと思う。
ウルトラマンと木魚の組み合わせは、ウルトラマンのストーリーの中に木魚が登場しなければ生まれなかったのです。
ウルトラ木魚にはプラチナ箔と金箔で装飾した究極のウルトラ木魚バージョンと直径50センチほどある巨大バージョンもあります。